まきばの里を創る安芸太田町小板地区の冬は1m場合によっては2mほど積雪する日本最南端の豪雪地帯です(この積雪がこの地にキャンプ場を選んだ理由の一つです。

通年営業の雪中キャンプや雪中バーベキューの場を提供できる可能性を秘めているからです)。時には、一日で0.5~1m積もるときもあり、屋根付きの車庫がないと、車が雪に埋もれて掘り出すのに長時間を要するという事態になるそうです。

そういうわけで、雪が積もる可能性のある12月初頭までの1ヶ月という短期間で車庫を作る必要ができてきました。そこで選んだのがビニールハウス型のパイプ車庫です。インターネットで調べると3~10万円程度のピンキリの値段で売っています。が、伝手あって農業用の使っていないビニールハウスをいただけることになり、それを車庫に転用することにしました。

ビニールハウス型パイプ車庫を購入したほうが手間(期間)とコストのバランスを考えると簡単だとも思えます。しかし、まきばの里はできるだけDIYで創ることを前提としているので、ビニールハウスの解体、車庫への転用のための改造、車庫の建設、などマニュアルにはない工夫しどころ満載のビニールハウス転用のDIYで挑戦することに迷わず決定です。

ビニールハウスをいただいたのは小板地区の長老の一人S氏です。いただいただけでなく、このDIYで必要なノウハウもかなり教えていただきました。後に師匠と呼ぶことになります。また、見浦牧場からは、ビニールハウスを地面に固定する杭をいただき、さらにハンマー等の道具までお借りしました。

このような地では、このような地元との関係の中で生きていくことが非常に重要ということは当然理解していますが、それが本当に実感された出来事でした。

次回より、農業用ビニールハウスを車庫に転用するための具体的な改造内容を順次紹介させていただきます。カテゴリーでパイプ車庫を選んでいただくと、まとめて読むことができます。

注)上のアイキャッチ画像は筆者の車の写真ではなく、フリー写真サイトからいただいたものです。このような状態にならないようにするために車庫を作ります。

 

 

以下は、山里暮らし初心者日記の関連記事(本内容を実際に行っていた時のブログ)です。