前回の投稿の写真5の上の左右の隅(ブロックの外壁の際の左右の隅)を見てください。トイレの床を支えている4本のうちの2本の束柱(縦に立って上からの荷重を支えるもの)が地面から浮いているのです。

それを拡大したのが下の写真1です。

写真1:2本のうちの左側の柄

左の壁に地面と水平にある大きな梁が、外壁のブロック塀にあたってかろうじて下に落ちずに宙に浮いています。反対側にある右側の柄も同様に地面の上に浮いていました。

よく今まで、トイレの床が抜けなかったものだと思います。全くの想定外でした。簡易水洗のアダプターが合うかどうかどころではありません。まずは宙に浮いている束柱を何とかすることをすることが最優先です。木工の考え方はある程度分かるのですが、これは木工で対応する領域を超えています。

そこで、まきばの里を創るためにお世話になる見浦牧場に相談に行きました。すぐに現場を見に来てくれました。で、出た結論は束柱の下にモルタルで柄を作るいうことでした。

束の下に5~10cm程度の石を敷き束柱の下の地面を水平にします。そして、モルタルが周りに流れないように地面から束柱の下5cmぐらいの高さまで木で枠を組み作り、その中にモルタルを流し込みます。

そのためには、トイレの床の下に入り地面に立つ必要があります。しかし、は、外壁に向かっている水平の臭気抜きのパイプがあり、地面に降りて立つだけのスペースしかありません。そこで、水平のパイプを抜くことにしました。縦のパイプと接着剤等でガチガチに引っ付いているだろうと思いつつも水平のパイプを横に引っ張ってみると簡単に抜けてしましました。差し込んでいただけのようです。拍子抜けでした。

セメントからモルタルを作るところの説明は他のサイトでかなり説明されているので割愛します。土とセメントを混ぜてモルタルを作るためのトロ船等のセメントに関する道具はすべて見浦牧場からお借りしました。感謝!!です。そして、最初だからと、横についていただいて丁寧に指導いただきました。HPやYoutubeでコンクリートの扱いを調べることはできますが、実際の混ぜ方など手本を一度目の前で見せていただくと、頭へのコツの入り方が違います。

そのような状況で、たどり着いたのが、下の写真2です。

写真2:臭気パイプを抜き柄の下にモルタルを流し込んだところ。

これで、モルタルが固まる2日間ほどトイレリフォームは休止です。やれやれです。

ところが、この時にはわかっていなかったのですが。、後になって、この工程で一つ失敗していたことが発覚します。それはまた後程。

No tags for this post.