ホームベーカリを使うということを決めた以上、当たり前ですが、ホームベーカリーを購入することが必要となります。 そこで、ホームベーカリーの比較や口コミのサイト、そしてメーカーのホームページを調べることにしました。

しかし、全く使ったことのない家電の良し悪し、しかも、物理的に明確にわかる機能差ではなく、出来上がった料理に現れる感覚に近いもののための機能となると、いくら調べても腑に落ちないというの実態でした。

その中でもはっきりわかったことは、一度に焼き上げることができる食パンの大きさの違い、調理できるパン種類の数の違い、それからタイマー機能など炊飯器の等にもある便利機能、これについては明確にカタログレベルで判断が付くということでした。逆に言うと、出来上がったパンのおいしさに関しては、いくら調べてもキャッチコピー程度のことしかわからなかったということです。

話は少し変わりますが、筆者が持っているホームベーカリーのイメージは昔流行った?餅つき機に近いイメージです。 本来の餅の作り方とは違う製法のため、出来上がったものは確かに餅なのですが、歯ごたえや味が本来の餅とは異なる、手間をかける割には美味しくない、そんなイメージです。ただし、これは昔一度餅つき機を使った経験からきているもので、最新式の餅つき機はもっと改良されているのかもしれません....。

と思って最近の餅つき機をインターネットで調べてみました。するとなんと! ホームベーカリーが餅つき機能がついているものばかりが見つかります。 いまだに餅つき機は、餅をつくのではなくパン生地をと同様にこねて作っているのだということがわかりました。

 

2斤

それとここからわかったことは、餅つき機能を持っているホームベーカリーは2斤タイプの大きいタイプであることです。 ホームベーカリーの大きさは通常1~2斤のものがほとんどです。2斤タイプはホームベーカリーは餅つき機能ありで、1斤タイプはパン専用機になるのが一般的であることでした。

 

 

 

 

1斤

そこまで調べて、次に起こした行動が、家電量販店で実物を見てみるということでした。ホームベーカリーはいわゆるキッチン家電に該当するので置く場所はだキッチンというのが一般的な感覚だと思います。 そして、それには大きさや蓋の開け閉めなど、キッチンのおさまり具合を実際に確かめてみる必要があると思われたからです。 そして、実際に見てみると、やはり2斤タイプは大きい、というのが第一印象でした。 普段アンデルセンで買っている食パンも1斤(1斤を一塊としてあらかじめパッケージして売っている)であるし、2斤は大きいし、さらに餅つき機能は相変わらずのコネるタイプであったため、ここで1斤タイプを購入することに決定。

あとは、どの1斤タイプのホームベーカリーを選ぶかです。そこで、新たに2つの選定基準を設けました。一つは調理メニューができるだけ少なくその分低価格であること。 もう一つは、絶対に必要と思われる調理メニューがあることです。過去に買った炊飯器に代表される調理家電では、調理メニューは沢山あっても結局使っているメニューその一部に限られています。その経験からメジャーな調理メニューだけでよいとの判断です。

そして、選んだのがパナソニックのSD-MB1という製品です。パナソニックの中で一番調理メニューが少なく、かつ、必要としているパン・ド・ミ(長時間発酵食パン)の調理メニューがあったためです。しかも、そのパン・ド・ミを製品一番の売りにしています。 パン・ド・ミを必須調理メニューとしたのは、ホームベーカリー作る食パンの目標をアンデルセンの長時間発酵ブレッドに置いたためです。ホームベーカリーの調理メニューでどこまでベーカリー作る食パンに迫れるかわかりませんが、このパンを目標に据えた以上、この調理メニューを最優先に考えたわけです。

これでハードウェアは決定しました。次はいよいよコンテンツ(材料)の話になります。